神様修行はじめます! 其の五
それでも死にかけた体は、まだ指一本動かす気力すら湧かない。
頭から水を浴びたみたいに全身汗グッショリ。涙と鼻水で顔中グシャドロ。
ゼェ、ゼェ……。い、生きてる? あたし、ちゃんと生きてるよね?
「天内君! 天内……!?」
あたしの名を叫ぶ門川君の声に、サッと緊張が走った。
楽になっていく体の症状にホッと息をつくヒマもなく、しま子の猛々しい雄叫びが聞こえてくる。
その声にヤバイ予感を感じたあたしは、必死に両目をこじ開けた。
しま子が咆哮を響かせながら、こっちに向かって突進してくるのが見える。
門川君を守る竜巻が消えて、今が攻撃のチャンスとばかりに攻めてきたんだ!
しま子はあの巨体が信じられないようなスピードで、一気に距離を詰めてくる。
「……やめて、しま子!」
どうにか体を起こそうともがいていると、今度は門川君が片手で印を組み直しているのが見えた。
しま子を攻撃しようとしてるんだ! うわあ、あっちもコッチも、なに人の命懸けの努力をムダにしようとしてんのよ!
「やめて門川君!」
無我夢中であたしは門川君の体に覆い被さり、勢いをつけてドッと地面に押し倒した。
彼の手が、ちょうどあたしたちの体の間に挟まれて印が崩れて、集中しかけていた攻撃の気が消滅していく。
焦った門川君が、あたしの体の下で身じろぎしながら大声で喚いた。
「どきたまえ天内君! キミの体が重すぎて印が組めない!」
「いやだ!」
めっさ失礼なこと言われた気がするけど、どかない!
あたしは門川君の体に両手両足でしがみつき、ガッチリとホールドした。
頭から水を浴びたみたいに全身汗グッショリ。涙と鼻水で顔中グシャドロ。
ゼェ、ゼェ……。い、生きてる? あたし、ちゃんと生きてるよね?
「天内君! 天内……!?」
あたしの名を叫ぶ門川君の声に、サッと緊張が走った。
楽になっていく体の症状にホッと息をつくヒマもなく、しま子の猛々しい雄叫びが聞こえてくる。
その声にヤバイ予感を感じたあたしは、必死に両目をこじ開けた。
しま子が咆哮を響かせながら、こっちに向かって突進してくるのが見える。
門川君を守る竜巻が消えて、今が攻撃のチャンスとばかりに攻めてきたんだ!
しま子はあの巨体が信じられないようなスピードで、一気に距離を詰めてくる。
「……やめて、しま子!」
どうにか体を起こそうともがいていると、今度は門川君が片手で印を組み直しているのが見えた。
しま子を攻撃しようとしてるんだ! うわあ、あっちもコッチも、なに人の命懸けの努力をムダにしようとしてんのよ!
「やめて門川君!」
無我夢中であたしは門川君の体に覆い被さり、勢いをつけてドッと地面に押し倒した。
彼の手が、ちょうどあたしたちの体の間に挟まれて印が崩れて、集中しかけていた攻撃の気が消滅していく。
焦った門川君が、あたしの体の下で身じろぎしながら大声で喚いた。
「どきたまえ天内君! キミの体が重すぎて印が組めない!」
「いやだ!」
めっさ失礼なこと言われた気がするけど、どかない!
あたしは門川君の体に両手両足でしがみつき、ガッチリとホールドした。