第3者恋
「何かあったら連絡して。すぐに駆けつけるから!」

「有難うございますっ!」


柚希さんは私にメルアドを教えてくれた。

私はそれか何より嬉しくって、唯一家族以外の大人が増えた気がした。


柚希さんはこんなにいい人なのに…。

修斗くんとはどこで知り合ったのだろ?


「あの、修斗くんとはどう言った関係なんですか?」

「修斗くん?彼とは、幼なじみの弟って感じかなぁ〜」

「そうだったんですね…」

「でもね、彼があんなに嬉しそうに話をするなんて……、華奈ちゃんが初めてだったのよ。」


…!!


修斗くんは 本当に私のこと好きだった。


その事実はどんな事になっても変わらない。


だからこそ、私に束縛をし過ぎた。



普通の“恋”をしてたら私達、今でも付き合ってたのかな?

修斗くんにちゃんと恋できたのかな?


過去なんて私には予測もつかないけど、きっと今でも付き合ってたとは思う。


だけど、

そうしたら……?










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