第3者恋
「春野さんって男好きなんでしょ?俺とかどうよー?」

「っ…、男好きじゃない、よ…。」

「えぇー……。嘘つき」


あの噂を気に華奈は男性恐怖症となってしまった。


華奈が男好きと言う噂は消えないまま2年生へと上がってしまった。


華奈と型月はクラスが分かれたのだが、
私とも分かれてしまった


「ずるいー!」

「どんまい。祈音」


そう、
華奈と玲はまた同じクラス


私だけが仲間はずれになってしまったのだ…。


「遊びに行くから祈音」

「…うん、華奈大好き♡」


ま、華奈と型月が分かれたのは多分…先生も噂で聞いたからなんだと思うけどね。


先生も気をつかってくれてんだな…


“先生アザっす”



そうして私達は型月と何も無いまま中学生活を終えた。


ちなみに言うと、玲も同じ高校に進学したのだが、クラスが離れて今はあまり話せていない
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