第3者恋
あれから数分後、華奈は水永先輩に支えられて家に帰った。


「それにしても華奈ちゃん良かったね…。
いい人見つかったみたいで!」

「…そーだね」

「水永先輩って言ったらめっちゃ人気だし!
まぁ、華奈ちゃんも人気なんだけどさ…」


にしても、水永先輩ってあんなに怖いんだ…、何回かはあったけど


あの目つきが凄く引っかかる


「さーてと俺らも帰ろっか」

「え、ゆーと帰る方向一緒だからやだよ」

「ワガママなんて言うんじゃねーよ、雪!」


雪も文句を言いつつ一緒に帰ることにしたらしい。


玲は残ってやる事があるので学校に残ると言い、お別れした


「まさか水永とはね…。」


最後に玲がボソッっと呟いていた事なんて私には聞こえなかった


そして、その意味を知るのはもう少し先になりそうだ…。



水永先輩にも過去があるなん
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