私の最後の愛

私は言われるがまま龍の方へ行く。

正面から抱きしめると首に顔を埋めた。

「ッッ、」
私が顔を離すとそこからは朱が流れる。

「お返し。」
ニヤリと笑いながら言うと触れるだけのキスをする。

「お前なぁ、俺がデキねぇ時に煽ってんじゃねぇよ。覚えとけよ。」
どうやら煽ってしまったらしい。
私を抱きしめ直すと龍の手は何かを探す。
まぁ、何かは分かるんだけど。
龍の懐に手を伸ばすとそれを掴む。
龍が口に咥えるのを感じてジッポーの蓋を開けて火をつけると龍が目を見開いた。
「っ、そんな事すんな。待女みたいな事。」
「だってやりにくいでしょう?」
「こんなぐらいできる。」
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