私の最後の愛
side 龍

重い瞼を開けると、横には名前も知らない女が寝ている。
俺は体を起こすと、足元に無造作にほられたシャツをたぐりよせた。
ベッドからおりると、シャツを着てズボンをはく。
まだ寝ている女をほっておいてテーブルに金を置いて部屋から出る。

外にでると、まぶしさで目を細める。煙草に火を付けて紫煙を一息吸い込む。
携帯をタップして電話帳を呼び出す。

_______________プルルルル、プルルルル、プ、ガチャ

「龍おはよ。もう終わった?迎えにいくね、いつものとこで」
「本家で会議だ。はやくこい。」
「ガチャッ_______________プー」

チッ、切りやがった。
今日は本家で頭の引き継ぎについて会議がある。
俺は今本家にいる父親の息子。
だから俺は今若頭という立場にいる。
だから今日の会議は絶対に行かなくてはいけない
< 7 / 155 >

この作品をシェア

pagetop