HEAVEN ROAD

「このストーブがひっくり返ったらどうなる?」



「言いたいことがあるならさっさと言えよ!!」



いい加減、豊の話し方にイライラし出したあたしは立ち上がり豊を怒鳴りつけた。



「じゃあ、ハッキリ言ってやるよ。このストーブが倒れたら学校中火の海だ。その責任をお前が取れるのか?お前みたいに馬鹿なやつがいるからこんなに沢山貼紙してるんだ。その貼紙すら気にできねぇお前は馬鹿の中の馬鹿だな」



一気に豊がまくし立てるから驚いた。



それに、豊の言っていることは正しい。



「悪い。やっと言ってる意味がわかった」



「……っわ、わかったならいいよ」



「今度から気をつける」



「そうしてくれ」



自分が悪いのに豊に食って掛かった自分が何だか恥ずかしい。



豊の手が冷たかったせいで気が動転してたってのもあるけど、落ち着いて聞けばなんのことを言ってたのかくらいわかったはず。



いくら髪を染めたって、新しい場所に来たって、あの日の恐怖からは抜け出せない。



怖くてたまらない。

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