HEAVEN ROAD

「カナちん久しぶり!!」



「久しぶり……」



「最近全然屋上に顔出さないから、寂しくて来ちゃった」



翔はいつもより遠慮ぎみにあたしの前に立って、いつもと変わらない笑顔を見せる。



けど、あたしらやっぱりまともに顔すら見れない。



「そう……豊帰ろう」



普通にしなきゃと思いながらも普通にできないあたし。



「えぇ!!それだけぇ?!今日は屋上行こう」



「いい」



「カナちん待ってって!!」



しつこい翔はそう言いながら私の腕を掴んだ。



その力があまりにも強くて、あたしは思わず声を出してしまう。



「……っ痛った」



「離せ」



思わずでてしまった声に反応してくれたのは豊。



「はいはい」とおちゃらけながら翔は手を離したけどその瞳は笑っていない。
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