HEAVEN ROAD
「カナさんに聞いてほしいことがあって……」
「あ、あたしなんかで良ければどうぞ」
あたしは翔から聞いていた話とは全く違う静香に戸惑っていた。
本当にこれがすべて演技なのだろうか?
「私は静香じゃないんです」
「はっ?」
何を言いだすかと思ったら、この女相当頭がおかしいらしい。
「あ、あの……」
静香はオドオドとしながら、手を膝の上で握り締めた。
「静香は……私の双子の妹なんです」
「はぁ?」
よくわからない。
静香は双子で、今目の前にいる女は静香じゃない?
なんだ?
「驚きましたよね?」
「あぁ。驚きすぎて意味わかんねぇし」