HEAVEN ROAD

「じゃあ、なんであんたと付き合ってるなんて言ったんだよ。学校中の噂だったんだろ?京香?」



静香は京香に助けを求めるように話をふる。



「う、うん……」



「それはあたしが静香に似てたからだと。だから、あたしに近づいた」



「そんな……」



強気だった静香が俯く。



「翔に本当のこと話せよ。豊にも」



あたしは静香と京香、両方を交互に見る。



「……い、言えるわけねぇだろ。私は死ぬかもしれないんだから」



「静香!!そんなこと言わないで!!」



「じゃあ死ぬからって関係ない奴らを振り回して、傷つけていいのかよ?」



「静香は傷つける気なんてなかったの」



黙り込んでしまった静香の代わりに京香が答えた。
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