御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
返り討ちにあった井深さんが苦笑していると部長達が席に着いたので、いったん4人でのおしゃべりは中止する。
「いやーホントに今回の売り上げは素晴らしかった。これで来年、自信を持って垣内君と井深君を推薦できるよ」
乾杯からしばらく後、笑いながらビールを飲んでいる部長の言葉に箸が止まる。
推薦って何への推薦なんだろう?
「ありがとうございます!」
疑問を持った私の前で井深さんがアルコールで赤くなった顔で満面の笑みを浮かべている。
横に視線を向けると将生も部長に会釈してるし。
「係長は二十代で管理職ですか。このまま行けば井深君もなれるかもしれないし、素晴らしいですね」
尾関さんの言葉に「あっ!」と将生顔を向けると、小さく笑ってくれた。
社長の息子だから、じゃない。ちゃんと自身の成果を評価されて昇進するんだ。将生も勿論、私だって凄く嬉しい。
嬉しい気持ちでその日は飲み会がずっと楽しくなった。
「いやーホントに今回の売り上げは素晴らしかった。これで来年、自信を持って垣内君と井深君を推薦できるよ」
乾杯からしばらく後、笑いながらビールを飲んでいる部長の言葉に箸が止まる。
推薦って何への推薦なんだろう?
「ありがとうございます!」
疑問を持った私の前で井深さんがアルコールで赤くなった顔で満面の笑みを浮かべている。
横に視線を向けると将生も部長に会釈してるし。
「係長は二十代で管理職ですか。このまま行けば井深君もなれるかもしれないし、素晴らしいですね」
尾関さんの言葉に「あっ!」と将生顔を向けると、小さく笑ってくれた。
社長の息子だから、じゃない。ちゃんと自身の成果を評価されて昇進するんだ。将生も勿論、私だって凄く嬉しい。
嬉しい気持ちでその日は飲み会がずっと楽しくなった。