カモフラージュ
約束通り、ワッキーも友達とやって来た。
そして、花束を見て焦っている。
「あーーーあーーー・・・花?・・・」
「もう馬鹿!手ぶらでどうするのよ!」
美月は、ワッキーに鋭い視線を飛ばす。
「良いよ!またご飯奢って?」
「駄目!俺の時貰えないから!エヘ」
少し酔っているワッキーは
元気に走って出て行った。
ワッキー・介護士・21歳・遊び友達
他に、真由美さんのお客さんで
インテリア関係の会社の社長も来ていた。
(友達と2人で)
「和馬さんも、何かお祝いしてあげて下さい」
真由美さんの甘えた声に答えて
社長はポケットから携帯を出し
何処かに電話をした。
「お鮨、3桶、頼んだから」
「嘘~!凄~い!ありがとうございます~」
真由美さんは、自分の事のように喜んで
千尋を呼ぶ。