朱鷺鉦学園の事情。
失礼しますと言って闘技場を出て、私は、屋上に向かった。




頑張れ、私の涙腺。あと少しだから。




屋上のドアを開け、近くの壁にもたれる。




「っく……ひっく、ふわぁ、あおいぃ……








守れて、っく、良かっ、た」






すると突然屋上のドアの開く音がして、私は急いで涙を拭った。
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