L'eau, je suis important...






「こっち準備出来たよー!」




「おう!
俺も龍完成したぞ!」



「おぉー!
さすが!すごいねぇー」



山本に褒められるのは、他の奴らに褒められるのとなんか違って嬉しいな…



今まで一緒にやってきたからか…?




「ありがとな!」



少し笑うと、山本も微笑み返してくれた。



「じゃあ、私は字を書こうかな。」




山本は座り込み、筆をならし始めた。




「ふぅー」



山本が吐いた息によってガラッと空気が変わった。



張り詰めた緊張感のある空気。





そこからは腕を動かすことによってなる衣擦れの音と筆と旗の交わる音だけだった。




思わず見入ってしまうような滑らかな筆の動き。



真剣な山本の表情。






何故か呼吸すら出来なうような吸い込まれる感覚。





コト…



筆を置く音によって張り詰めて空気が溶けていった。




ホワっとした山本からは想像できない、迫力のある文字。



その文字に山本の魂など、すべてがこもっているように見える。





綺麗…そんな言葉では表せないほど、素晴らしい字。






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