借金取りと私の関係【完】
「なんかあったんだろ?」



言えば楽になることくらい分かってた。



助けてもらえることも分かってる。



「…大丈夫です」



それではいけないことも、私が1番分かってる。



「大丈夫じゃないくせに」



「助けてもらってちゃダメなんです」



真琴さんなら、頭を下げずとも手を貸してくれるし、頼まずとも耳を傾けてくれるだろう。



それに甘えてきた2年間、私は成長どころか退化していた。
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