借金取りと私の関係【完】
悔しくて、悲しくて、苦しい。



期待してた訳ではなかった。



探してくれなんて、思ってない。



遊ばれてることは分かってたけど、もしかしたらと思っていた自分が恥ずかしくて。



私とイルミネーションを見たいと言ってくれたことも。



私の家に毎日来ることも。



ぜんぶ黒崎さんは遊びだった。



最初から分かってたくせに、勝手にどこかで期待してたのは自分だった。



「あ、真琴さん」



車に乗る前に、真琴さんを呼ぶ。
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