11月の物語
その姿がとても愛おしく俺は感じていた。


そんなクラリに俺は天使の魔法で綿アメをつくってあげたんだ。



『こんなものしか出せねぇけど俺からのクリスマスプレゼント。少し早いけどメリークリスマス!クラリ』


クラリは嬉しそうに俺が作った綿アメを食べる。


『すごくおいしい。イブくんの優しさの味がするよ。ありがとう♡イブくん大好き』


『ハハッ、なんだよそれ。優しさの味か…』

大好きとか天使の俺に対して普通に言える悪魔のクラリが俺には少し不思議だった。
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