副社長とふたり暮らし=愛育される日々
甘い言葉をかけてきたり、頭を撫でてくれたり。
そのたびに私はどぎまぎしてしまって、副社長はその反応を見て楽しんでいるようなのだ。つまり私は本当に、彼に娯楽を与えるペット同様ということ。
でも、それを嫌だと思わないのだから、私も相当おかしな女だと自覚している。
マッサージが一通り終わり、とってもリラックスした身体でガウンを羽織っていると、胸元をチラ見せしてエステベッドに腰かける色っぽい七恵が、さっきの続きのように言う。
「でも、もしかしたら今度の件で何か進展があったりするかも……って私は思ってるんだけど」
「今度の件?」
キョトンとする私に近づいた七恵は、耳元で「宝生海都との撮影よ」と囁いた。
あぁそういえば、今月下旬にまた海都くんとの撮影があるんだった、と思い出す。
どうやら今度はユニセックスの香水のプロモーションらしく、海都くんを気に入った柴田さんがまたお願いしたんだとか。
「それがなんの関係があるの?」
よくわからなくて眉根を寄せていると、七恵は苦笑混じりに「恋愛ご無沙汰の瑞香にはわかんないか」と言う。
そして、いたずらっぽい目線を私に向け、こう忠告する。
「とりあえず、今度は前以上に絡みがあるって噂だから、覚悟しときなよ」
……解されたはずの身体が、再びカチッと強張る感覚がした。
そのたびに私はどぎまぎしてしまって、副社長はその反応を見て楽しんでいるようなのだ。つまり私は本当に、彼に娯楽を与えるペット同様ということ。
でも、それを嫌だと思わないのだから、私も相当おかしな女だと自覚している。
マッサージが一通り終わり、とってもリラックスした身体でガウンを羽織っていると、胸元をチラ見せしてエステベッドに腰かける色っぽい七恵が、さっきの続きのように言う。
「でも、もしかしたら今度の件で何か進展があったりするかも……って私は思ってるんだけど」
「今度の件?」
キョトンとする私に近づいた七恵は、耳元で「宝生海都との撮影よ」と囁いた。
あぁそういえば、今月下旬にまた海都くんとの撮影があるんだった、と思い出す。
どうやら今度はユニセックスの香水のプロモーションらしく、海都くんを気に入った柴田さんがまたお願いしたんだとか。
「それがなんの関係があるの?」
よくわからなくて眉根を寄せていると、七恵は苦笑混じりに「恋愛ご無沙汰の瑞香にはわかんないか」と言う。
そして、いたずらっぽい目線を私に向け、こう忠告する。
「とりあえず、今度は前以上に絡みがあるって噂だから、覚悟しときなよ」
……解されたはずの身体が、再びカチッと強張る感覚がした。