その灯火が消えるまで
朝早く。
幹歩に電話をした。
「幹歩、俺、やっぱり……」
<……うん。OKするんでしょ。>
幹歩は気付いていた。
俺自身が気付くよりも先に、俺の気持ちに。
俺はあんなに、幹歩を応援する言葉を吐いていたのに。
「幹歩、俺はお前に裏切り行為をしたことになる」
<もう。貴也は俺思いなんだから!
いいっていったでしょ?
好きになったものは、仕方ないんだから
…………いってらっしゃい>
その日。
俺と美津は、付き合うことになった。