その灯火が消えるまで
「貴也!駅前の新しいアイス屋に行こ」
「ああ。部活終わるまで待ってくれる?」
「いいよっ!今日は仕事ないから」
部活をしたあとは美津と放課後デート。
俺は美津のことを、本当に好きだった。
美津が笑えば、俺も嬉しくなる。
美津が楽しいって言えば、俺も楽しくなる。
俺にとって、想像もしたことのない、
夢のような時間だった。
でも、やっぱり。
俺には美津だけが大事じゃなくて。
「貴也!部活行こうぜ」
幹歩も、大事だった。