その灯火が消えるまで


って、断固として首を縦に振らなかった。



内緒で教えようかとも思ったけど

『内緒で言ったりしたら部屋にいれないから。

貴也共々ね』

と先手を打たれてしまった。




このままで言い訳ない。


でも、結灯の希望だったから、しばらくは考えてみようと思った。





結灯がそうやって、

俺たちを遠ざけようとしてた理由を、





俺は全く、理解していなかった。









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