純情シンデレラ
松本さんは大柄だから・・・足が大きいのも体に見合ってるってことよね。
あ。足首のあたりが少し赤くなってる。
でも、思っていたより腫れてなくて良かった。

もしかして松本さんは、捻挫の具合を私に見せるために、あえて今、湿布や包帯を換えているのかもしれない。
「君が思っているより酷くないぞ。だから安心しろ」と私に・・分からせるために。
確かにそうだろうし、かつて私自身も、脚に大怪我を負ったことがあるから、この人の捻挫はそこまで酷くないと感覚的に分かる。
分かるのに、私の心の一部は痛みで竦(すく)み、不安でざわついて・・・ドクドク脈打つ鼓動も、どこか落ち着かない。

わたし・・・私は死ぬの?
松本さんも死んでしまうの?お父ちゃんとお母ちゃんみたいに。
そんなこと・・・いや。いや!
あんな悲しい想いをするのは嫌だ!!

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