純情シンデレラ
「けんじょう君。湿布貼りと包帯を巻き替えるのを手伝ってくれないか」
「私がですか!?」
「足首だから湿布貼りと包帯を巻くのは俺がする。君は、俺が包帯を巻くときに手を置いてくれるだけでいい」
「あ・・それなら私でもできそうですね。湿布と包帯はどこですか?」
「向かいにある戸棚の中に救急箱が入ってる・・・あぁそれだ。ありがとう」

私から救急箱を受け取った松本さんは、思ったとおり、テキパキと器用に湿布を貼って、包帯をクルクルと巻き始めた。

「ここを押さえて」
「あっ、はい!」

うわ。大きな足。それに私よりも毛深い!
男の人って、こんなところにまで毛が生えてるの!?初めて知った・・ちょっと私ってば、どこに注意が行ってるのよ!

私は自分に対して密かにため息をつくと、松本さんのお手伝いをすることに集中した。

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