純情シンデレラ
・・・やっと松本さんに話すことができた。
そして、やっと嬉しい結果を報告することができたという安堵感に加えて、私を気遣う口調で聞いてくれた松本さんを安心させるために、私は隣に座っている松本さんにニッコリと微笑んだ。

でも松本さんに話していると、自動車免許を取るまでの、この4ヶ月の道のりをどうしても思い出してしまって。
顔は微笑んでいるのに、心は今にも泣きそうになってしまった私は、つと俯いた。

「松本さんには信じてもらえなくても、経過じゃなくて結果を話すって決めてたから、わたし・・・この4ヶ月、がんばりました」
「免許を取るのにどれくらいかかった」
「あ・・・っ」

松本さんが、不意に―――でも、そっと―――私を抱きよせた。

< 337 / 530 >

この作品をシェア

pagetop