純情シンデレラ
「信じてほしいから。私のこと・・何度言っても信じてもらえないんだったら、実際見れば、信じてもらえると思ったんです。だから・・・松本さん、私と一緒に車を選んでくれませんか。そして私が運転するところを、一番最初に助手席に座って見てほしいんです」

いつの間にかその場に立ち止まっていた私たちは、お互いを見つめ合っていた。
1秒、2秒、そして3秒と、沈黙の時が過ぎていく。
すると不意に私から視線をそらした松本さんが、スタスタと歩き出した。
自動車販売店の方角へ。
しかも、私の手を・・繋いで。

「わっ!?あの、ちょっと松本さ・・」
「君はもっと俺のことを頼るべきだ」
「な・・」

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