純情シンデレラ
「洗濯物とかたたんであげると、めちゃくちゃ喜ぶし。でも家の中とか、わりかしキレイにしてるし、家事は比較的できると思うの。だからあくまでも“ぽい”と私は思って・・・ケイちゃん?」
「えっ?なに?」
「どうしたの?やっぱりケイちゃん、今日はボーっとしてるような気がするわ」
「そ、そう?かな。たぶん、久しぶりの会社だから・・・」

ハハッと笑ってごまかした私を、素子さんはじっと見ると、それ以上追求してこなかった。

・・・本当は、松本さんが足を怪我したとき、彼のアパートへ半ば押しかけて、散らかり放題だった家の中を片づけたことや、たまっていた彼の洗濯物をクリーニング屋さんまで持って行ったこと等、断片的に思い出していたのだけれど・・・。

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