純情シンデレラ
姫路さんが華やかな女性なら、ズバリ私は地味な女。
ただそこに佇んでいるだけで、圧倒的な存在感を放つ、姫路さんのような人のことを「目立つ人」と言うのなら、私は絶対「目立たない人」。
少なくとも、姫路さんと私の外見は、何もかもが対極だ。
顔立ち、お化粧、背の高さ、服装に持ち物・・・髪の長さと色、そして細身なところは、似てると言えば似てるけど・・やっぱり鮮やかな色とくすんだ色のように、正反対・・・。
だから初めて姫路あゆ子さんを見たとき、私は・・・「負けた」と思ったの?
え?負けた?
って、誰・・・それとも何に?
「あいつはご令嬢に対して恋愛感情は持ってないと俺は思う」と言う宇都宮さんの声を、私は何となく聞きながら、不意に湧き出た「負けた?」という言葉と想いの意味を、頭の中で必死に考えていた。
「世の中には完璧な人なんていないからねぇ。経営に関しては凄腕の社長が、なぜか過剰なまでに一人娘を甘やかしてるように、松本さんだって、ホントは地位やお金に目が眩んでるのかもしれないわね。まぁそうじゃなくても、たまたま好きになった人が、あんなご令嬢だったって話かもしれないし。ホントこれって世の中の七不思議・・・あーやっと来た」
素子さんが言ったように、料理が載っているトレイを持った松本さんが、やっと私たちのテーブルにやって来た。
ただそこに佇んでいるだけで、圧倒的な存在感を放つ、姫路さんのような人のことを「目立つ人」と言うのなら、私は絶対「目立たない人」。
少なくとも、姫路さんと私の外見は、何もかもが対極だ。
顔立ち、お化粧、背の高さ、服装に持ち物・・・髪の長さと色、そして細身なところは、似てると言えば似てるけど・・やっぱり鮮やかな色とくすんだ色のように、正反対・・・。
だから初めて姫路あゆ子さんを見たとき、私は・・・「負けた」と思ったの?
え?負けた?
って、誰・・・それとも何に?
「あいつはご令嬢に対して恋愛感情は持ってないと俺は思う」と言う宇都宮さんの声を、私は何となく聞きながら、不意に湧き出た「負けた?」という言葉と想いの意味を、頭の中で必死に考えていた。
「世の中には完璧な人なんていないからねぇ。経営に関しては凄腕の社長が、なぜか過剰なまでに一人娘を甘やかしてるように、松本さんだって、ホントは地位やお金に目が眩んでるのかもしれないわね。まぁそうじゃなくても、たまたま好きになった人が、あんなご令嬢だったって話かもしれないし。ホントこれって世の中の七不思議・・・あーやっと来た」
素子さんが言ったように、料理が載っているトレイを持った松本さんが、やっと私たちのテーブルにやって来た。