純情シンデレラ
松本さんにもこの会話が聞こえているのか、クスッと笑っている。
両親が今日、ここに泊まることに反対しなかったのは、松本さんが寝込んでいるから看病が必要だという“正当な”理由だけじゃなくて、二人はすでに松本さんに何度か会っていて、二人とも松本さんのことを好いているから、「松本さんと一緒なら安心だ」「松本さんに任せておけば大丈夫」といった、信頼感をベースにした気持ちがあるのだろう。

それと、好きになった者同士が一緒に過ごしたいという想いを尊重してくれたこと。
そして松本さんも私も20歳を過ぎた大人なんだから、という許容もあるのかな。

だから・・・というわけじゃないんだけど・・・。
電話を切ってすぐに、私たちはベッドになだれこんだ―――。

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