純情シンデレラ
「そこはダメ・・あっ、見るのもダメッ」
「なんでだ」
「・・・傷跡があるから」
「事故に遭ったときのか」と松本さんに聞かれて、私は頷いた。
「結構残ってて・・酷いの・・・だから、見ないでって言ってるでしょ!」
必死に隠そうとしたけど、風邪を引いていても力は松本さんの方が断然強い。非力な私の抵抗は、あっけなく却下された形になった。
・・・これでこの人は、その気も、結婚する気すらなくなってしまったかも・・・。
絶望感が私を覆った。
途端に私は両腕を目に当てて、泣き顔を隠した。
そんな私に、いや、私が隠そうともがいた傷跡に、松本さんはそっと、甘く、優しく、熱いキスをしてくれた。
しかも一度だけじゃなく、何度も、何度も。
その度に私は嗚咽を漏らした。
その声は少しずつ悦びの声に変わり、だんだん大きくなっていった。
「なんでだ」
「・・・傷跡があるから」
「事故に遭ったときのか」と松本さんに聞かれて、私は頷いた。
「結構残ってて・・酷いの・・・だから、見ないでって言ってるでしょ!」
必死に隠そうとしたけど、風邪を引いていても力は松本さんの方が断然強い。非力な私の抵抗は、あっけなく却下された形になった。
・・・これでこの人は、その気も、結婚する気すらなくなってしまったかも・・・。
絶望感が私を覆った。
途端に私は両腕を目に当てて、泣き顔を隠した。
そんな私に、いや、私が隠そうともがいた傷跡に、松本さんはそっと、甘く、優しく、熱いキスをしてくれた。
しかも一度だけじゃなく、何度も、何度も。
その度に私は嗚咽を漏らした。
その声は少しずつ悦びの声に変わり、だんだん大きくなっていった。