純情シンデレラ
「あ・・」
「おはよう、恵子」
「・・おはよう、ございます。松本さん」
「いい加減に名前で呼んでくれよ」
「なんかもったいないというか・・・」
「恥ずかしいだけだろ」
「・・・そぅですね」
「俺たちは結婚するんだ。せめて仕事の時以外は、俺のことを名前で呼んでくれよ」
「・・はい。・・・・・・いずる、さん」

「煽られた」と呟いた松本さんが、あっという間に私との距離を詰めた。
と思ったら、唇に濃厚なキスをされてしまった。

「毎朝こうして目が覚めるだけでも、俺は幸せだ」
「・・あ」
「なんだ」
「私も、同じ事を思いました」

それがとても嬉しくて、涙声でそう言った私を、松本さんはギュッと抱きしめてくれた。

「できるだけ早く結婚しよう。もしかしたら君はすでに妊娠してるかもしれないしな」
「あ」
「どうした」
「そのことですけど・・・」

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