純情シンデレラ
「ってこたぁよ、こりゃあ怪我の功名じゃねえか」
「まだ証拠が出るって決まった訳じゃないでしょう。相手はこういう悪さを日常的にやってるプロなんだから、その辺のことだってきっと心得てんじゃないの?」
刑事さんの発言がきっかけになったのか、にわかに現場が活気づく中、被害者である時計屋さんを始めとした商店街のおじさん、おばさんたちに元気が戻って来たようで、私もひとまずホッとした。
そして、保険会社の人たちもやってきて、現場の写真を撮ったり(証拠のため)、被害状況を調べたりし始めた。
騒動がひとまず収まったところで、松本さんと私は、私の家へ出発することにした。もちろん、私の運転で。
「出(いずる)さん?」
「ん?何だ、恵子」
「体調はいかがですか?風邪の方は」
「大丈夫だよ。ほとんど良くなった。君が誠心誠意“看病”してくれたおかげだ」
「もう出さんっ!そんな・・含みを持った言い方しないの!」
「“含み”か」と呟いて、恐らくニヤニヤしている助手席の彼に向かって、何か言い返そうと思ったけど・・やめた。
どう私が言い返しても、結局私たちの会話は、甘くてエッチな方向にしか行かないだろうから。
「まだ証拠が出るって決まった訳じゃないでしょう。相手はこういう悪さを日常的にやってるプロなんだから、その辺のことだってきっと心得てんじゃないの?」
刑事さんの発言がきっかけになったのか、にわかに現場が活気づく中、被害者である時計屋さんを始めとした商店街のおじさん、おばさんたちに元気が戻って来たようで、私もひとまずホッとした。
そして、保険会社の人たちもやってきて、現場の写真を撮ったり(証拠のため)、被害状況を調べたりし始めた。
騒動がひとまず収まったところで、松本さんと私は、私の家へ出発することにした。もちろん、私の運転で。
「出(いずる)さん?」
「ん?何だ、恵子」
「体調はいかがですか?風邪の方は」
「大丈夫だよ。ほとんど良くなった。君が誠心誠意“看病”してくれたおかげだ」
「もう出さんっ!そんな・・含みを持った言い方しないの!」
「“含み”か」と呟いて、恐らくニヤニヤしている助手席の彼に向かって、何か言い返そうと思ったけど・・やめた。
どう私が言い返しても、結局私たちの会話は、甘くてエッチな方向にしか行かないだろうから。