純情シンデレラ
そうしてドタバタと結納を済ませた私たちは、あっという間に婚約した・・・ことになった。
出さんの公団引っ越しを機に、私の荷物も少しずつ運んでいることだし、金曜と土曜は私も公団に泊まっているから、すぐ結婚しても良いんじゃないかしら。
ていうか、すでに結婚しているようなものだと、私は思っているんだし。
出さんだってそう思ってるんだし・・・。

何となく悶々としながら日々は過ぎていき。
3月の、もうすぐ半ばという頃、それは突然やって来た。

最近、体がだるいと思っていた。
その前の週くらいからは食欲も落ちていたし・・・。
でもそれは、もうすぐ決算という時期が近づいているおかげで、仕事量がどんどん増えていっているから、心身の疲労が抜け切れていないせいだと思っていた。
熱もないし、風邪を引いたときのようなだるさとは違う。

とにかく、これは疲労よ。
それと初めて迎える決算の仕事で、緊張もあるんだ。

そう片づけて仕事に打ち込んでいた最中。
書類を運ぼうと立ち上がった私は、急にめまいがして。
会社で倒れてしまった。

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