純情シンデレラ
お父さんの隣に座っている松本さんを、確認するようにチラッと見ると、松本さんがスッと席を立った。
大柄な体躯に似合わず、敏捷な動きだ。
「それでは。自分はこれで失礼します」
「あら。もう帰るの?ごはんまだ食べない?」
「いえ、結構です。もう十分いただきました。おいくらですか」
「お代なんていりませんよ。恵子が初めてここに連れて来た男の人・・・」
「ちょっとお母さんっ!余計なこと言わないの!それから松本さんっ。今日はお花を持ってくれたお礼にごちそうすると言ったでしょう?だからお母さんの言ったように、お代はいりません」
「しかし俺はたくさん食べたぞ」
自覚、あるんだ。でも・・・。
「私のお給料が、そっくり飛ぶほどの額じゃないです」
「だが毎回君に奢ってもらうと、ここに来づらくなる」
「あぁ・・じゃあ、今日だけは私にごちそうさせてください」と私は少し上ずった声で言いながら、頬が火照るのを感じていた。
大柄な体躯に似合わず、敏捷な動きだ。
「それでは。自分はこれで失礼します」
「あら。もう帰るの?ごはんまだ食べない?」
「いえ、結構です。もう十分いただきました。おいくらですか」
「お代なんていりませんよ。恵子が初めてここに連れて来た男の人・・・」
「ちょっとお母さんっ!余計なこと言わないの!それから松本さんっ。今日はお花を持ってくれたお礼にごちそうすると言ったでしょう?だからお母さんの言ったように、お代はいりません」
「しかし俺はたくさん食べたぞ」
自覚、あるんだ。でも・・・。
「私のお給料が、そっくり飛ぶほどの額じゃないです」
「だが毎回君に奢ってもらうと、ここに来づらくなる」
「あぁ・・じゃあ、今日だけは私にごちそうさせてください」と私は少し上ずった声で言いながら、頬が火照るのを感じていた。