【完】最後の恋
とにかく、話を反らさなくては…
『ゆい、 もうその話は止めよう
課長とはホントに何にもないんだから』
ふと、ゆいを見ると…
すでに寝てます…
『全く…
ゆいは酔っ払って、言いたい事言って、さっさと寝ちゃうんだから』
ゆいの目には涙が…
『ゆい…
辛いよね、苦しいよね
でも、乗り越えるしかないんだよ…
私も3年前は同じだったんだよ
私がゆいのそばに居るから』
ゆいの涙を拭きながら、アキは呟いた…
ゆいの気持ちは良く分かるから…
しばらく、アキはゆいの寝顔を見ていた
バッグの中から携帯を出す…
着信三件、メール五件
誰だろう…