【完】最後の恋
しばらく、二人は世間話をしていた
アキは一志の事が気になりながらも、聞けずにいた
「アキちゃん、一志には会ったかい」
『えっ!』
「やっぱりそうか…」
大将のこの意味深な言葉に、戸惑っていた
「一志、この街に戻って来てるんだ
昨日、ここにも来たんだ」
アキは驚きの余りに、言葉も出なかった…
一志がこの街に戻って来ている…
だから、メールが…
大将の顔をじっと見ながら、アキは固まったままだった…