【完】最後の恋
事件
決心した翌日ー
事件は牙を剥こうとしていたなんて…
『課長、打ち合わせの時間です』
「もうそんな時間、はい、今行きます」
どんな状況においても、仕事は待ってくれない
『課長、これが今日の書類です』
アキは桜田に書類を渡し、桜田は受け取る
「星川さん、僕嫌われちゃいましたかね」
いきなりの桜田の言葉に、アキは驚いていた
『えっ！』
「気のせいだったらいいのですが、最近避けられてる気がして
僕があんな事を言ったからですか」
アキはエレベーターのボタンを押した
『会社でそんな話するのは止めて下さい』
「でも、気になってしょうがないんです」
エレベーターが開き、アキは足早に乗り込み、桜田も後から乗り込んだ
中に人が乗っていたので、アキはホッとしていた
