【完】最後の恋
告白
昨日の出来事…
あれは悪夢だった…
余りの恐怖に声も出なかったほど…
人はとてつもない恐怖に出合った時、声が出なくなるものなのだと身をもって知った
あの時、一志に助けを求めた時のあの力…
何故、あんな力が出たのかさえ分からない…
これが火事場の何とかと言うものなのだろうか?
アキは夜が明け、明るくなった外の光がとても眩しく感じる…
いよいよ、ゆいに話さなければ…
これ以上、隠している訳にはいかない…
嫌、アキ自身が一人で抱えるのはもう限界なのだ
もう、壊れてしまいそうだっだ…