【完】最後の恋

何から話したらいいのだろう…



アキは頭の中で言葉を整理しながら、話始めた



『ゆい…、私ね、ゆいに隠してる事があるの

半年前から、古田さんと付き合ってるの
隠しててごめんなさい
古田さんとの事は、同じ企画部で働いているから、仕事に支障をきたさない様にとお互いに隠す事にしたの』



涙が頬を伝う…



『古田さんとは、今のプロジェクトが終わったら別れようと思ってたの

でも、昨日別れ話をしたの
何故、昨日別れ話をする事になったのか』



アキは野田から聞いた話をゆいに話した



『別れ話をしたら、古田さんが…』



思い出すと恐怖に襲われ、言葉にならない…



涙が止まらなくなる…



アキは肩を震わせて泣いていた…


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