元姫
「また来てね」
紗都が悔しそうな顔をしていた。

何も出来ない。
そう思ってるのだろう。

紗都は十分してくれている。
「紗都、お前がいてくれなかったら、もっとみぃが苦しんでたかもしれない。ありがとうな」

そう言って診察室を出た。
みぃはどこにいるかな。

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