【完】朝食は、遅めにランチで。
「いやいや、はめれないって!」
「いや、そこははめて」
ノブ君は私の手から箱を取ると、中から指輪を取り出して私の左手を取った。
光り輝く婚約指輪は、すうっと吸い込まれるように私の左薬指にぴったりとはまった。
「おお。サイズぴったり」
「すごい!どうやって測っ――――!」
顔を上げた瞬間、私の唇はノブ君に奪われた。
「いいじゃん、そんな細かいこと」
ノブ君の吐息交じりの言葉と同時に、私の首筋にくすぐったい熱をもった柔らかさが伝わる。
そしてノブ君は、もう一度唇にキスをして、「どうやって測ったか聞きたい?」と尋ねてきた。
「うん……気になるし」
「じゃあ、再現してみる?」
「まあ、出来るのなら」