YOU&YOU
「あ、アレさんきゅ」

勇太が私の机の横にかかっているショップバッグを指さす。

「ほかの人にもらわなかったの?」

「おう。だって藤堂が俺の割りばし係じゃん?あと、えんぴつ削っといて」

私がいない間、きっと誰かから割りばしくらいもらうだろうと思っていたが一応多めに入れておいたのだ。

そして、一緒に勇太専用筆箱も入れておいたのだ。
鉛筆くらい自分で削ればいいものを3週間そのまま使ったのか芯がえぐれるようになっていた。
そんな勇太が可愛すぎてまた好きになってしまうのだ。
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