YOU&YOU
勇太のメモに書いてあったのは…[神田 ]だった。

私は告白すらしていないのに振られたのだ。
そう気付いた時にはもう頭が真っ白になってしまった。
勇太は、アンパンマンの絵を見てギャーギャー言っていたがそんなことはどうでもよかった。
私は勇太の顔を見ていられなくなって勇太の書いたメモを握りしめて逃げるように家に帰った。

こうして私達の唯一一緒に過ごせた学校生活は終わってしまったのだ。
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