ひとつの輝き

親が買ってくれたマンション。  

中学3年から、ここに住み始めた。 


父親が企業の社長だからって、忙しい忙しいの口癖ばかり。 


そんな父親を支える母親も仕事仕事…。 


父親の目を伺ってばかりで子供のあたしの事なんて一切、見ようとしない。 


どこかに遊びに行ったって言う記憶すらない。 


親の事、ばかり気にしていたあたしは学校も行く気にはなれなかった。 


< 3 / 223 >

この作品をシェア

pagetop