もう一度出会えたら
『ところでさっきの山口くん、いい人だったよね。顔もイケメンだったし菜々の同期にあんなイケメンがいたとは。』


「大翔?うんそうだね。社内でも最近特に女子に人気あるみたいでキャーキャー言われてるよ。見た目は草食系男子だけど案外頼りにもなるし」


『バカね。ああいうタイプは草食に見せかけた肉食のロールキャベツ男子が多いんだよ。彼もそんな匂いがしたわ。』


沙羅のロールキャベツ発言に思わず吹き出す。


『菜々って、そういうギャップのある男に弱かったよね』


沙羅の考えてることは大体顔を見れば分かる……


「大翔とは確かに同期で仲もいいけど、それ以上でもそれ以下でもないから沙羅が期待するような事は一切ないよ」


『ふーん、まぁいいや。今はそういう事にしておくか』


って納得したのかしていないのか


「そういう事も何も…本当だからね」


『はいはい…ただ、菜々と仲も良さそうだったし良い人みたいだし、2人が一緒にカフェに来た時、お似合いだったなって思っただけだから』


「友達としては好きだけど、恋愛対象としては見た事ないから…」


『友達から恋人になる事もあるし、菜々には案外そっちの方がいいかもね。相手の人となりが分かってる分安心感はあるよね』


言われて見れば


「確かにそうかも…だからって好きになるかどうかは別だけどね」
< 147 / 221 >

この作品をシェア

pagetop