もう一度出会えたら
「え、いいの?」
逆方向だったら誘われても断るけど、通り道ならと思い一緒にタクシーに乗せてもらう事にした。
「ごめんね。じゃあ私も半分払うよ」
『いいよ…そんなの』
さっきまでは、うるさ過ぎる程よく喋っていた大翔なのにタクシーに乗った途端、酔いが回って眠くなったのか一気に口数が少なくなった。
タクシーの中は静かで、車の走る音だけが聞こえてくる。
私も窓の外を眺めていたら少しだけ眠気が襲ってきた。
ダメだと思うのに頭がフワフワ気持ちよくてタクシーが右折をした時に遠心力で体が大きく傾き、大翔にもたれかかってしまった。
「ご、ごめんっ!大翔」
酔っているせいで、動きがもたついてすぐに体を起こせない私に
『いいよ、このまま寝てても。着いたら起こしてやるから』
そう言ってくれたけど友達とは言え異性だしそこまで甘えるのは抵抗があった。
「うん、ありがとう。でももうすぐ着くしちゃんと起きてるから大丈夫だよ」
そう言って傾いた体を起こし、一生懸命目が覚めるツボを刺激していた。
逆方向だったら誘われても断るけど、通り道ならと思い一緒にタクシーに乗せてもらう事にした。
「ごめんね。じゃあ私も半分払うよ」
『いいよ…そんなの』
さっきまでは、うるさ過ぎる程よく喋っていた大翔なのにタクシーに乗った途端、酔いが回って眠くなったのか一気に口数が少なくなった。
タクシーの中は静かで、車の走る音だけが聞こえてくる。
私も窓の外を眺めていたら少しだけ眠気が襲ってきた。
ダメだと思うのに頭がフワフワ気持ちよくてタクシーが右折をした時に遠心力で体が大きく傾き、大翔にもたれかかってしまった。
「ご、ごめんっ!大翔」
酔っているせいで、動きがもたついてすぐに体を起こせない私に
『いいよ、このまま寝てても。着いたら起こしてやるから』
そう言ってくれたけど友達とは言え異性だしそこまで甘えるのは抵抗があった。
「うん、ありがとう。でももうすぐ着くしちゃんと起きてるから大丈夫だよ」
そう言って傾いた体を起こし、一生懸命目が覚めるツボを刺激していた。