もう一度出会えたら
大好きなディズニーの話題で盛り上がり私のテンションも上がっていた。


彼と笑いながら歩いているのが不思議だった。


いつもは長く感じる道が楽しい会話のおかげであっという間に着いた。


「あっ、この角を曲がってすぐのアパートです」


そう言いながら角を曲がると見えてきたアパートの前に見えた兄の姿。


兄はすぐに私に気づいて近づいてきた。


「ヒロム君!どうしたの?」


『菜々!ハルから電話もらったから心配になって様子見にきたんだよ。
菜々の携帯にもかけたんだけど。蓮…大丈夫だったか?』


そう言って隣の彼を見た。


『菜々、こちらの方は?』


兄は超が付くほどのシスコンで、兄が失礼な態度を取らないように


慎重に言葉を選びながら送ってもらう事になった経緯を説明した。


合コンで出会ったなんて言えないけれど。


そこは仕事関係の知り合いという事にした。
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