もう一度出会えたら
『もしもし、悟君?こっちは菜々もOKだよ。……………うん……うん了解。
じゃあ私達も今からそっちに向かうね。……うん。私も楽しみにしてる。……はーい』


なかなか素直になれないって言ってたけど今の電話の会話を聞いても


素直になるために頑張っている沙羅の姿が微笑ましい。


私の方は、今から大きなミッションが待っているけど…。


だけど心のどこかで彼にまた会える事を期待している自分もいて……


決して嫌な緊張感だけではなかった。


新事実のおかげで、気が重いのは否めないけど……。


沙羅と足早に駅へと向かった。


『涼くんとは駅で待ち合わせてるみたいで、私たちもそこで合流させてもらう事になったから。…でも、無理に予定変更させる事になってごめんね。』


「気にしなくていいってば。
沙羅と悟くんのラブラブぶりも生で見たいしね。」


『ラブラブじゃないよー。付き合ってもないんだから』


肩より少し下のセミロングの綺麗な髪をなびかせながら


照れた沙羅はそう言った。


「細かいことな気にしない。これからそうなる予定なんだから」


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