君は私の人生の、輝く太陽。
「な、おと・・・っ」
ねぇ、辛いよ。
どんな言葉だって耐えられるって思ってた。
でも面と向かって''私じゃダメ"だって言われたら、やっぱりダメだった。
辛くて、苦しくて、悲しくて、悔しくて。
今ここに直斗がいてくれて良かったって思ってる。
「・・・俺は、先輩を認めません。本当に涼香が好きなら泣かせないでください。」
直斗は先輩に向かってキッパリと言い切った。
「・・・行くよ。」
直斗は私の手を握って歩き出した。
先輩の顔なんて見れない。
きっと今の私の顔は涙でぐちゃぐちゃ。
そんな顔を先輩に見せたくない。
涙を止めて、先輩に『さようなら』って、『また明日』って、言いたいのに。
涙が止まらないから、先輩に声をかけられない。
黙って直斗に着いていく。
「・・・っな、おと」
涙が溢れる。
溢れた涙は、頬を伝って地面に落ちていく。
学校を出て、そのまま歩いていく。
私はなにも考えずに、下を向いて直斗に着いて行った。