Sだけじゃ、たりない。
「奈々〜?寝てるの?」


「…ん」


お母さんの声が聞こえて思い瞼をあげると、部屋が真っ暗だった。

え…今何時?

時計を確認すると、午後7時になっていた。


「そっか…あのまま寝ちゃったんだ、いつの間にか」


部屋着に着替えてリビングへ行くと、夕飯が用意されていた。


「あら、おはよう。寝てた?」


「うん寝てた〜」


今日の夕飯は私の好物であるエビフライだった。

ペロリとエビフライを2本食べ終えると、まだ眠気が残っていたのか、あくびが出た。

もう一眠りしようと部屋に戻ると、電話がかかってきた。


「はいもしもし〜?」


「あ、もしもし奈々!?洋介だけど!」


「ん?どうしたの?」


「奈々、仁に何かされたか!?」

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