不器用な彼氏
平日にもかかわらず、ほぼ満席だった、イルカのショーは、期待を裏切らないパフォーマンス。
ショーの向こう側に見える海がキラキラと煌めき、海との一体感がいっそうスケールを大きくしてくれていた。最高のステージに、観ている子供も大人達も大興奮。あの不愛想な海成までも、感嘆の声をあげ、大満足のようだった。
屋外で行われるいくつかのショーを見終わると、直接生き物に触れることのできる、ふれあいゾーンに立ち寄る。
海成は、ここでも、はしゃぐ子供たちに混ざって、ひとしきり生き物に触れ、子供達がなかなか触ることのできない“ネコザメ”に至っては、堂々とした触りっぷり(?)に、周りの子供達から歓声が上がるほどだった。
もちろん“お前も触ってみろ”と言われるが、断固拒否。
気が付くと、午後3時半を少し過ぎていた。
いい加減、炎天下に長くいたので、体力を消耗し、売店でアイスを購入すると、海側のフェンスの前にあるイルカのオブジェの近くに、二人並んで、その先に広がる駿河湾を眺める。
小さな入り江になっているその湾は、クルリと小高い山に囲まれ、その先に青々とした真夏の富士山がそびえていた。
気温はそれなりに高かったけれど、海からは来る風は涼しく、絶景を見ながら食べるアイスは、甘くて絶品だった。
ショーの向こう側に見える海がキラキラと煌めき、海との一体感がいっそうスケールを大きくしてくれていた。最高のステージに、観ている子供も大人達も大興奮。あの不愛想な海成までも、感嘆の声をあげ、大満足のようだった。
屋外で行われるいくつかのショーを見終わると、直接生き物に触れることのできる、ふれあいゾーンに立ち寄る。
海成は、ここでも、はしゃぐ子供たちに混ざって、ひとしきり生き物に触れ、子供達がなかなか触ることのできない“ネコザメ”に至っては、堂々とした触りっぷり(?)に、周りの子供達から歓声が上がるほどだった。
もちろん“お前も触ってみろ”と言われるが、断固拒否。
気が付くと、午後3時半を少し過ぎていた。
いい加減、炎天下に長くいたので、体力を消耗し、売店でアイスを購入すると、海側のフェンスの前にあるイルカのオブジェの近くに、二人並んで、その先に広がる駿河湾を眺める。
小さな入り江になっているその湾は、クルリと小高い山に囲まれ、その先に青々とした真夏の富士山がそびえていた。
気温はそれなりに高かったけれど、海からは来る風は涼しく、絶景を見ながら食べるアイスは、甘くて絶品だった。